ブートマネージャーの設定
systemd-boot
Section titled “systemd-boot”systemd-boot の設定ファイルは2種類あります。systemd-boot 自体の設定は /boot/loader/loader.conf、各カーネルエントリの設定は /boot/loader/entry にあります。
ローダーの設定
Section titled “ローダーの設定”この設定ファイルでは systemd-boot のデフォルトエントリとタイムアウトを変更できます。
default @savedtimeout 5#console-mode keep # このオプションでコンソールの解像度を指定できますカーネルコマンドラインの設定
Section titled “カーネルコマンドラインの設定”CachyOS は systemd-boot をかんたんに設定できるツール sdboot-manage を提供しています。このツールではグローバルなカーネルコマンドラインの設定ができます。sdboot-manage の設定ファイルは /etc/sdboot-manage.conf にあります。
/etc/sdboot-manage.conf の LINUX_OPTIONS= の行を編集してカーネルパラメーターを変更することができます。
LINUX_OPTIONS="zswap.enabled=0 nowatchdog quiet splash"変更後、以下のコマンドですべての systemd-boot エントリを再生成してください。
sudo sdboot-manage genrEFInd
Section titled “rEFInd”systemd-boot と同様に、rEFInd にも2つの設定ファイルがあります。boot/efi/EFI/refind にある refind.conf は主に rEFInd の動作を変更するためのファイルで、/boot/refind_linux.conf はブートオプションの管理に使います。refind.conf にはすべてのオプションを説明する詳細なコメントが記載されています。
カーネルコマンドラインの設定
Section titled “カーネルコマンドラインの設定”カーネルパラメーターをコマンドラインに渡すには、/boot/refind_linux.conf の “Boot using default options” を編集してください。
"Boot using default options" "root=PARTUUID=1cb353ec-7f03-4820-8b4b-03baf53a208f rw zswap.enabled=0 nowatchdog quiet splash"両方の設定ファイルへの変更は保存後すぐに反映されます。変更を「保存」するためのコマンドを実行する必要はありません。
systemd-boot や rEFInd とは異なり、GRUB の設定ファイルは /etc/default/grub のひとつだけです。このファイルには各オプションの説明が記載されています。
GRUB ブートメニューを非表示にする
Section titled “GRUB ブートメニューを非表示にする”GRUB メニューを非表示にするには、以下のオプションを設定してください。
GRUB_TIMEOUT='0'GRUB_TIMEOUT_STYLE=hiddenこの設定が有効でも ESC を押して GRUB プロンプトにアクセスし、normal または exit を実行しておなじみの GRUB ブートメニューに戻ることができます。
カーネルコマンドラインの設定
Section titled “カーネルコマンドラインの設定”GRUB でカーネルパラメーターをコマンドラインに渡すには、/etc/default/grub の GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT を編集してください。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT='nowatchdog zswap.enabled=0 quiet splash'GRUB 設定ファイルを変更するたびに、以下のコマンドで設定を再生成する必要があります。
sudo grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfgBTRFS スナップショットからのブート
Section titled “BTRFS スナップショットからのブート”この機能を有効にするには grub-btrfs-support パッケージをインストールしてください。
sudo pacman -S grub-btrfs-supportこのパッケージは BTRFS スナップショットを自動検出して GRUB メニューに追加するスクリプトとフックをインストールします。
インストール後、Limine と同様にスナップショットが GRUB メニューに表示されます。
Limine
Section titled “Limine”Limine はシンプルな設定で知られるモダンなブートローダーです。このガイドでは基本的な使い方を説明します。
設定は主にメニュー設定用の /boot/limine.conf (または EFI システムパーティション内) と、カーネルパラメーター用の /etc/default/limine で行います。
ブートメニューの設定
Section titled “ブートメニューの設定”このファイルはブートメニューの動作と外観を制御します。保存後すぐに変更が反映されるため、追加のコマンドは不要です。
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タイムアウト: デフォルトエントリを自動ブートするまでの待機秒数を設定できます。
/boot/limine.conf timeout: 5 -
デフォルトエントリ: デフォルトでブートするメニューエントリを指定できます。エントリは1から番号が付けられています。設定しない場合のデフォルト値は1です。
/boot/limine.conf default_entry: 2 # 2番目のエントリをデフォルトでブートする
例 (/boot/limine.conf):
timeout: 5default_entry: 2 # 以下の 'linux-cachyos' エントリを直接指定
/+CachyOS # エントリ 1: ディレクトリ (/+ でデフォルト展開)//linux-cachyos # エントリ 2: 実際のブート可能エントリ protocol: linux kernel_path: boot():/vmlinuz-linux-cachyos cmdline: quiet splash root=UUID=... rw # 基本的なカーネルパラメーター module_path: boot():/initramfs-linux-cachyos.imgLimine ブートメニューの見た目をカスタマイズできます。
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壁紙: 背景画像を設定します。BMP, PNG, JPEG 形式に対応しています。
/boot/limine.conf wallpaper: boot():/splash.pngwallpaper_style: stretched # オプション: "stretched", "tiled", "centered"backdrop: 000000 # スタイルが "centered" の場合の背景色 (RRGGBB 16進数) -
フォント: カスタムフォントファイルを使用してサイズを調整できます。
/boot/limine.conf term_font: boot():/custom_font.F16term_font_scale: 2x2 # フォントサイズをスケーリング。高解像度ディスプレイに便利 -
カラー: ターミナルのテキストと背景色を変更できます。
/boot/limine.conf term_background: 80000000 # 例: 半透明の黒 (AARRGGBB)# term_foreground などほかのカラーオプションも利用可能
カーネルコマンドの設定
Section titled “カーネルコマンドの設定”CachyOS では、Limine ブートメニューのカーネルエントリは自動的に管理されます。カーネルをインストール・削除すると、limine-mkinitcpio-hook がバックグラウンドで limine-entry-tool を使ってブートエントリを更新します。
エントリは自動管理されますが、カーネルのブート時に渡されるカーネルパラメーター (カーネルコマンドライン) を設定することができます。
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設定ファイルを編集する:
/etc/default/limineのKERNEL_CMDLINE変数を編集してください。すべてのカーネルに適用するデフォルトパラメーターや、特定のカーネル名 (例:linux-cachyos) 向けのパラメーターを設定できます。/etc/default/limine # ほとんどのカーネルに適用できるデフォルトパラメーターKERNEL_CMDLINE[default]="quiet splash rd.udev.log_priority=3"# 'linux-cachyos' カーネル専用のパラメーターKERNEL_CMDLINE["linux-cachyos"]="quiet splash mitigations=off"# フォールバックエントリ用のパラメーター (生成される場合)# KERNEL_CMDLINE[fallback]="..." -
変更を適用する:
/etc/default/limineを保存した後、新しいカーネルパラメーターを反映させるために initramfs イメージを再生成して Limine エントリを更新する必要があります。以下のコマンドを実行してください。Terminal window sudo limine-mkinitcpioこのコマンドで
limine-mkinitcpio-hookを含むmkinitcpioプロセスを起動し、/etc/default/limineの変更が/boot/limine.confのブートエントリに反映できます。