T2 MacBook
CachyOS は T2 MacBook ですぐに使えるようサポートを提供しており、提供しているすべてのカーネルに必要なカーネルパッチが含まれています。ただし、インストールを成功させるためにはいくつかの重要な手順が必要です。
インストール前の準備
Section titled “インストール前の準備”起動可能な macOS インストーラーの作成は任意ですが、パーティションを変更したり macOS を削除する予定がある場合はおすすめします。ファームウェアのアップデート、トラブルシューティング、システムの復元に役立ちます。詳細な手順は Apple のガイドをご覧ください。
以下の手順は CachyOS インストーラーを起動する前に、macOS 上で行ってください。
起動可能な CachyOS USB の準備
Section titled “起動可能な CachyOS USB の準備”CachyOS ISO をダウンロードし、ブート可能な CachyOS USB ドライブの作成の手順にしたがってインストールメディアを作成してください。
(任意) Wi-Fi ファームウェアの展開
Section titled “(任意) Wi-Fi ファームウェアの展開”macOS 上でターミナルを開き、以下のコマンドを実行してください。これにより必要な Wi-Fi ファームウェアファイルが EFI パーティションにコピーされ、CachyOS のインストール中にアクセスできるようになります。
curl -sL https://wiki.t2linux.org/tools/firmware.sh | bash -s copy_to_efiディスクの準備
Section titled “ディスクの準備”macOS とのデュアルブートを予定している場合 (推奨)、CachyOS 用のスペースを確保する必要があります。macOS のディスクユーティリティを使って既存の macOS パーティションをサイズ変更してください。
- ディスクユーティリティ を開いてください。
- ディスクユーティリティのサイドバーで、サイズを変更を行うボリューム (通常 “Macintosh HD” など) を選択してください。
- ツールバーの 「パーティション」 ボタンをクリックしてください。
- ディスク使用状況を示す円グラフの下にある 「+」 (プラス) ボタンをクリックしてください。
- 重要: プロンプトが表示されたら、「ボリュームを追加」ではなく 「パーティションを追加」 を選択してください。Linux 用には別のパーティションを作成する必要があります。
- 名前: 新しいパーティションにわかりやすい名前を入力してください。(例: “CachyOS” や “Linux”)
- フォーマット: 利用可能な任意のフォーマット (APFS または Mac OS 拡張など) を選択してください。CachyOS インストーラーが後でこのパーティションを再フォーマットするため、ここでの選択は影響しません。
- サイズ: CachyOS に割り当てるストレージ容量を指定してください。後からパーティションのサイズを変更するのは困難または不可能な場合があります。必要なサイズはよく考えて決めてください。
- 「適用」 をクリックして新しいパーティションを作成してください。ディスクユーティリティが macOS パーティションのサイズを変更して新しい空き領域を作成します。
セキュアブートの無効化
Section titled “セキュアブートの無効化”- Mac を再起動し、電源を入れた直後に
コマンド(⌘) + Rを長押しして復旧モードに入ってください。 - ユーティリティ → 起動セキュリティユーティリティ に移動してください。
- 安全な起動 で「セキュリティなし」をえらび、許可する起動メディア で「外部メディアまたはリムーバブルメディアからの起動を許可」を選択してください。
詳しくはApple の起動セキュリティユーティリティガイドをお読みください。
T2 Mac を Linux 向けに準備するための詳しい情報については、t2linux インストール前ガイドもお読みください。
インストール方法
Section titled “インストール方法”- CachyOS USB からブートする
- Mac を再起動し、電源投入直後に
オプション(⌥)キーを長押ししてください。 - CachyOS USB ドライブ (通常 “EFI Boot” と表示) をえらんでください。
- Mac を再起動し、電源投入直後に
- (任意) ライブ環境で Wi-Fi を有効にする
- インストール中に Wi-Fi が必要であるものの有線接続/テザリングが使えない場合は、CachyOS ライブ環境が起動したのちにターミナルを開いてください。
- 以下のコマンドを実行して、EFI パーティション (Wi-Fi ファームウェアの展開で作成) からファームウェアをコピーし、NetworkManager を設定してください。
Terminal window # EFI パーティションをマウントする (T2 Mac では通常 nvme0n1p1)sudo mkdir -p /tmp/apple-wifi-efisudo mount /dev/nvme0n1p1 /tmp/apple-wifi-efi# EFI からライブ環境にファームウェアをコピーするbash /tmp/apple-wifi-efi/firmware.sh get_from_efisudo umount /tmp/apple-wifi-efi# iwd バックエンドを使用するよう NetworkManager を設定するcat <<EOF | sudo tee /etc/NetworkManager/conf.d/wifi_backend.conf[device]wifi.backend=iwdEOFsudo systemctl restart NetworkManager - システムトレイのネットワークアプレットから Wi-Fi ネットワークに接続できるようになります。
- CachyOS インストーラーを実行する
- デスクトップまたはアプリケーションメニューから CachyOS インストーラーを起動してください。
- デスクトップ/ノートパソコンへのインストールガイドを読みながら、通常のインストール方法にしたがってください。
- パーティション設定では、先ほど作成した空き領域を選択してください。フォーマットはインストーラーの自動設定にしたがってください。
インストーラーのパーティション設定の手順では十分に注意してください。準備した正しい空き領域をえらんでいることを確認し、デュアルブートを予定している場合は既存の macOS パーティションを誤って削除またはフォーマットしないようにしてください。進める前にえらんだ内容を必ず確認してください。
- CachyOS ハードウェア識別 (chwd) がインストール中に T2 固有のブートパラメーターと設定を自動的に適用します。
インストール後の手順
Section titled “インストール後の手順”インストールが完了して新しい CachyOS システムに再起動した後、すべてがスムーズに動作するようにいくつかの追加手順が必要な場合があります。
Wi-Fi ファームウェアを完全にインストール
Section titled “Wi-Fi ファームウェアを完全にインストール”ライブ環境での Wi-Fi の有効化の手順でファームウェアをライブ ISO に導入した場合は、同じ手順をもう一度行うことで Wi-Fi を有効にできます。ファームウェアをまだ導入していない場合は、インターネット (有線接続、USB テザリングなど) に接続して以下の手順にしたがってください。
- ターミナルを開き、Arch Linux T2 ミラーからファームウェアパッケージをダウンロードしてください。
Terminal window curl https://mirror.funami.tech/arch-mact2/os/x86_64/apple-bcm-firmware-14.0-1-any.pkg.tar.zst -o apple-bcm-firmware-14.0-1-any.pkg.tar.zst - ダウンロードしたパッケージをインストールしてください。
Terminal window sudo pacman -U apple-bcm-firmware-14.0-1-any.pkg.tar.zst - Wi-Fi カーネルモジュールを再読み込みしてください。
Terminal window sudo modprobe -r brcmfmac_wccsudo modprobe -r brcmfmacsudo modprobe brcmfmac
再起動後も Wi-Fi が安定して動作するようになります。ダウンロードした .pkg.tar.zst ファイルは削除しても問題ありません。
その他の設定
Section titled “その他の設定”オーディオ、ウェブカメラ、Touch Bar などのほかのハードウェアの設定については、t2linux Wiki のガイドをご覧ください。